ロンドン市内の美術館・博物館のカフェやレストランは、天井が高くて開放的、さらに洗練されたモダンな空間だったり、歴史的に価値のある空間であったり、お茶を目的に訪れてみるのもおすすめ。
Victoria & Albert Museum Café (ヴィクトリア&アルバート博物館 カフェ)
紅茶ファンに強くおすすめするのがこちらの博物館。陶磁器、家具、衣類、ジュエリー、彫刻、織物、絵画など、世界の美術品はもちろん、イギリスの歴史を知る上でも重要な美術品が多数展示されています。特に、イギリスの陶磁器、ヨーロッパやアジアの陶磁器も地域や時代ことに分かれていて、陶磁器の歴史にも触れられます。
ティーポット、カップ&ソーサーが部屋いっぱいに展示されています。時を忘れて見入ってしまいそうですよ。
こちらの博物館は常設展示以外、企画展もあるので、何度訪れても決して飽きることはないと思います。
そして、この博物館内のカフェが芸術そのもの。モリスルーム、ギャンブルルームがカフェスペースとなっているのですから。こんな贅沢を楽しまないで博物館を出るなどもったいないことです。
残念ながらアフタヌーンティーセットは提供していません。紅茶、スコーン、サンドウィッチなどを単品で注文します。料金についてはカウンターで前払い。
好きな席についたら、気がすむまでウィリアムモリスの芸術に浸り、紅茶を愉しむことができます。
ちなみに、ティーポットはシンプルなステンレス製。ティーバッグで紅茶を入れるのですが、高温でしっかりと抽出した紅茶はイギリスらしいどっしりしたものです。ミルクは好きなだけもらえます。
スコーンのサイズは日本標準サイズからみると大きいと感じられますが、イギリスでは一般的なサイズ。味はイギリスの典型的なスコーンなので期待を裏切りません。
Cromwell Road, London SW7 2RL
Open 10:00~17:45 金曜日は22:00まで
The Wallace Restaurant (ウォレスレストラン)
15世紀から19世紀の世界的に有名な美術品が多数展示されるウォレスコレクション内のレストラン。ロンドン中心部にあって、観光やショッピングの合間、お茶で一休みにはぴったり。建物の中庭が吹き抜けレストランになっていて、天井はガラス張りだから自然光を取り込んで、とても心地よく感じられる場所となっています。
アフタヌーンティーの提供は毎日14:30〜17:00。予約しなくても席が空いていれば利用可能。3段のティースタンドにサンドウィッチ、スコーン、スイーツのオーソドックスな構成。
お茶は南部鉄器のティーポットが使われています。取り扱うお茶の種類は豊富。紅茶は、イングリッシュブレックファスト、アールグレイブルースター、ダージリン、アッサム、ラプサンスーチョン、カフェインレスから。これ以外は、煎茶玄米茶、ルイボス、カモミール、ペパーミントなど。
Hertford House, Manchester Square, London W1U 3BN
Open 10:00~17:00 (クリスマス時期は休業)
アフタヌーンティー £18.50/一人 (税込・ サービス料12.5%別途要)
クリームティー £6.5 (税込・ サービス料12.5%別途要)
毎日14:30〜17:00